京都大学の研究によると、ビタミンDが脂質の量を抑えることができる仕組みをハムスター細胞を使った実験で解明したと26日の海外科学誌電子版にて発表したという情報を得ましたが、脂質つまり、肥満予防ができる可能性があるというのです、コレは注目です。
ビタミンD機能
ビタミンDは次の方法により血中カルシウム濃度を高める作用があります。
- 腸からカルシウムの吸収を高め血中濃度を高める。
- 腎臓の働きによりカルシウムの血中から尿への移動を抑制する。
- 骨から血中へカルシウムの放出を高める。
またビタミンDは免疫反応などの関与も示唆されているもので、作用機構および機能の多様性から、ビタミンAとともにホルモンに分類されることがある貴重な栄養素の1つです。
ビタミンDのメリットデメリット
メリット
ビタミンDは癌を含め様々な病気の予防に役立つという研究報告があります。
デメリット
一方ビタミンDのデメリットは摂取し過ぎると、嘔吐などの症状が出るだけでなく、高カルシウム血症になる可能性があるため危険性もあるのです。
人工的なビタミンD開発
この研究がより応用できるようになれば、安全な人工的なビタミンD開発に繋がるかもしれないのです。
では摂取し過ぎずに、今ある食べ物でビタミンDを上手に取るための食べ物は何か確認してみましょう。
ビタミンDを含む食べ物
- しらす干し(46-61μg)
- 焼き紅鮭(38.4μg)
- いわしの缶詰(17-20μg)
- 焼きサンマ(15.9μg)
- さば水煮缶(11μg)
※()内は100gあたり含有量(Wikipedia参照)
ビタミンD不足による問題
以下のことが行われないとビタミンD不足になりビタミンD3が欠乏してしまうため、骨軟化症、骨粗鬆症などになる可能性があがります。
- 日光浴不足
- 過度な紫外線対策
- ビタミンD吸収障害
- 日照不足 など
ビタミンD不足が引き起こす病気
- 高血圧
- 結核
- がん
- 歯周病
- 冬季うつ病 など
今回の京都大学研究の人工ビタミンD開発が進み肥満予防ができる可能性が実現化できることを願いつつ、今できる対策をして今日から肥満対策を行いましょう。