アメリカでヴィーガン人気が高まっている理由とは?様々な影響から2020年は多くの損失の年でしたが、植物ベース食品の市場売上がなんと2020年に2倍になり、27%増加。スーパーマーケットニュースの調査をチェックしてみました。
ヴィーガン植物ベース食品需要
2020年は自宅待機をワークフロムホーム(在宅ワーク、授業)家庭がほとんどで、ほとんどのレストランの閉鎖により、食料品店に行き、家で料理をすることを余儀なくされました。同時にあちこちでパニックが起こり多くの人が食料品や家庭用品を大量に買いだめしたことにより、本来ほしかったお肉が手に入らない事態に。どこで次の選択肢とされたのが植物ベースの食品だったのです。
2つの人気植物ベース食品
特に中でも人気になった2つの植物ベース食品があります。それは
- 植物ベースのミルク (オーツミルクも牛乳の代わりに需要も上がっていますね。)
- 植物ベースの肉です。 (日本でも代替肉が人気が出てきていますね。)
なんと!植物ベースのミルクは売上の35%を占め、植物ベースの肉は20%にもなります。次に人気のあるカテゴリは、バター、チーズ、アイスクリーム、ヨーグルト、クリーマーなどの植物ベースの乳製品です。
以前「アーモンドミルクが去った今、何のミルクをを飲むべきか」の記事を書きましたが、こういった環境に配慮する動きSDGsなど前向きに取り組みつつ、体に良い、美味しくいただける商品を買う需要が高まってきていることがわかります。
ヴィーガン食リピーター続出
米国の世帯の18%が2020年に何らかの形の植物ベースの肉を購入したことがわかりました。これは2019年から14%の増加であり、植物ベースのお肉を購入した人の多くはリピーター、つまり頻繁な買い物をしていたのです。
アメリカのスーパーなどの食料品店では、植物由来の肉が動物用の肉の隣に戦略的に配置されており、これが売上にプラスの傾向をもたらしていることを示しています。興味深いことに、冷蔵植物ベースの肉の売り上げは、冷凍植物ベースの肉の2倍に成長しているのです。
これらの前向きな傾向は、消費者が植物ベースの代替品をより受け入れやすくなり、より多くの需要と意識を生み出していることを示しています。いつの日か、いや2022年にはそろそろ日本のスーパーのお肉コーナー隣に陳列されるようになり、次第に当たり前化され主に植物ベースの世界を見ることができるようになる日もやってくるかもしれません。