山口県で行われている東京五輪聖火リレーのライブ配信をうたっている動画サイトがインターネット検索上に掲載されていることが分かった。
山口県警は5月14日、偽オリンピック聖火リレー情報に注意を呼び掛けている。
偽オリンピック聖火リレーLIVEサイトとは?
動画を再生しようとすると画面が切り替わり「見るにはアカウントを作成する必要があります」と促される。
その後「アカウント作成(無料)」ボタンを押すと、個人情報(アカウントの作成を促され、IDやパスワード、氏名、クレジットカード情報の入力)の入力を求められるという。山口県警は情報を盗み取る「フィッシング」サイトと認められるとして、目的や違法性を慎重に調査中。
同様の偽サイトは聖火リレーがこれまでに通過した福岡、佐賀、大分3県でも確認されているため、今後も注意が必要だ。
フィッシングサイト、偽サイトかどうか注意する方法
今注目の高いニュース、情報、イベントなどを検索する際は、安易に個人情報を入力しないように、また入力する前に以下のことも確認したい。
- まずは慌てないこと。
- 本当に入力する必要があるのか?
- ドメインはおかしくないか?
- サイトは安全性が高いものか?URLはhttpではなくhttpsといったセキュリティにも注目したい
メール・SNSからの偽サイトの見分け方
検索上から偽サイト、フィッシングサイトに誘導するものだけでなく、Eメール、メッセンジャー、SNSからのメッセージなど方法は多岐にわたる。
- 宅急便、郵便局などメールが来るはずがないのに、SMSやメールが来たらまずURL(ホームページアドレスを確認)
- 不審なSMSやメールが届いても、絶対にサイトのリンクはクリックしない
- 疑わしいサイトやメールはアドレスを確認。さらに公式サイトと比較
- リンク先のサイトが疑わしい場合は絶対にIDやパスワードを入力しない
- ログインしていないサイト、SNSから2段階認証のメールが送られてきても絶対にログインの許可をしない
- SNS(FacebookやTwtterやInstagramなど)でも2段階認証の設定
新型コロナで自粛などでパソコンやスマホにふれる時間が多くなった分、いつでもどこでもできるネット検索やメールチェックだからこそ今まで以上に注意したいものだ。