米疾病対策センター(CDC)の実験で、マスクの2枚重ねと適切な着用によって、新型コロナウイルス感染予防効果が高まることが分かった。 布製マスクを3層式サージカルマスクの上に重ねた場合とサージカルマスクを顔に密着させた場合に、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した新型コロナ感染防止にどの程度効果があるかを実験。 両方のケースで、エアロゾルへのエクスポージャーは90%超抑えられ、2重マスク着用でエアロゾルを92.5%遮断。密着していないサージカルマスクのみの場合では42%、布製マスクのみでは44.3%それぞれ抑えられたという。 また、感染者と非感染者両方がマスクを二重着用した場合、非感染者のダミー人形が約2メートルの距離で行った実験では、エアロゾルへのエクスポージャーは96.4%、サージカルマスクを密着させた場合では95.9%抑えれた。 感染者のみがマスクを着用した実験では、エアロゾルへのエクスポージャーはマスクの二重着用で82.2%、密着型サージカルマスクで62.9%低下したのです。
バイデン大統領は既に2重マスクをしていることでも知られていますが、今回のCDCの発表により効果が実証されたのは初めて。
ただ2重マスクをするといっても、顔の適切な位置にセットをしてマスクをつけることをお忘れなく。